勉強しない原因は「やる気」ではない?自己効力感で変わる子どもの行動
目次
勉強のやる気は“気持ちの問題”ではない
「子供が勉強しないのはやる気がないから」
ついそう思ってしまいがちですが、実は やる気の問題ではありません。
心理学者バンデューラの「自己効力感」という理論によると、人は 自分はできる と思えたときに動きます。
その自信を生むのが、次の四つの経験です。
① 直接的達成経験
自分の力で「できた」と思えた瞬間です。
たとえ小さな成功でも、これが一番強い自信になります。
② 代理経験
友達ができた、あの子も頑張っている──
身近な成功を見ることで、「自分にもできるかも」と思えるようになります。
③ 言語的説得(言葉の力)
親や先生の「あなたならできる」という言葉が、そのまま行動のスイッチになることがあります。
④ 情動状態(安心できる環境)
衣食住を整え、心身ともにリラックスできる環境が必要です。
親ができる「やる気を育てる関わり方」
したがって、お子さんに勉強をさせるために親がすべきことは、
「勉強しなさい」と叱ることではありません。
・お子さんが自分の力でできるようになったことを褒める
・親自身が頑張っている姿を見せる
・背中を押すような前向きな声かけをする
・夫婦喧嘩をしない
など、自己効力感の理論に基づいた言動や環境作りが重要です。
自己効力感が高まれば、自然と行動が変わる
自己効力感が育つと、
「勉強してみようかな」という気持ちは自然と湧いてきます。
皆さんもぜひ実践してみてください。