お試し家庭教師の断り方マナー|失礼にならないタイミングと例文
こんにちは。個人家庭教師のセタです。今日は視聴者さんからいただいた質問、「お試し家庭教師のいい断り方を教えてください」というテーマについてお話しします。
家庭教師を探しているご家庭からすると、「体験授業を受けてみたけれど、なんとなく合わなかった」ということはよくある話です。しかし、その場でどう伝えるか迷ってしまいますよね。ここでは、失礼にならずに角が立たない断り方を、家庭教師の立場から解説します。
その場では断らない。後で断るのが正解です
まず一番大事なことは、その場で断らないことです。なぜかというと、家庭教師も人間です。無料体験とはいえ、1〜2時間かけてお子さんに授業をして、一生懸命準備をしてきています。それを授業直後に「合わなかったので結構です」と言われてしまうと、正直かなりショックです。中には傷ついたり、感情的になってしまう講師もいるでしょう。
また、断る側にとっても、面と向かって「お断りします」と言うのはとても気まずいものです。だからこそ、その場では一度感謝を伝えて、後日連絡で断るのがベストです。
断るときに使える丁寧な言い回し
体験授業が終わったあと、その場ではこのように伝えましょう。
「本日はわざわざお越しいただき、無料体験授業をしていただきありがとうございました。今後については、子どもと相談して決めたいと思いますので、決まり次第、改めてご連絡させていただきます。」
この時点では、「断る」とは言わずに“保留”にしておくのがポイントです。
そして翌日〜2日以内に、メールまたは電話で次のように伝えましょう。
「今回は子どもと話し合った結果、別の方法を検討させていただくことにいたしました。体験授業をしていただき、本当にありがとうございました。」
このように伝えれば、角が立たず、相手にも誠意が伝わります。
NGな断り方とその理由
丁寧に伝えることが大切ですが、反対に避けたほうがいい断り方もあります。
- その場で即答する → 感情的な対応と受け取られやすく、印象が悪くなる可能性があります。
- 連絡を放置する → いちばん失礼です。次に繋がらないどころか、トラブルの原因にもなります。
- 曖昧な表現で引き延ばす → 相手から何度も確認の連絡が来る原因になります。
一度きちんとお礼を伝え、後日スッキリと断るのが最もスマートな方法です。
家庭教師側から見ても「後日連絡」は好印象です
私自身、これまで多くの体験授業を行ってきましたが、「後日丁寧に連絡をいただいたご家庭」には、むしろ好印象を持ちます。無料体験というのは、“お互いの相性を確認する場”です。ご家庭も講師も、無理なく気持ちよく終わる関係を築くことが大切です。
まとめ
- その場では断らず、後日連絡で丁寧に伝える
- 感謝の言葉を添えることで印象が良くなる
- 放置や即断は避ける
- 体験授業は「選ぶ」だけでなく「選ばれる」場でもある
お試し家庭教師の断り方に迷ったら、ぜひこの方法を使ってみてください。お互いに気持ちよく終われるのが一番です。